京極の旬 野菜プリンに

男爵イモ好評 越冬にんじんも

【京極】町内でカフェの運営とコーヒーやプリンの製造、販売を手掛ける「Cafemocha(カフェモカ)」(駒谷妙社長)が、町内産の野菜を使った季節限定のプリン作りに取り組んでいる。4月からは、甘味が特徴のニンジン「アロマレッド」のプリンを販売。旬にこだわり、町のPRにつなげたい考えだ。

京極町産のニンジンを使ったプリンを前に「今後も季節の野菜や果物を取り入れたい」と語る駒谷妙社長

地元店「カフェモカ」限定販売

京極町の名水や自家焙煎コーヒーを使ったプリンが人気の同社は昨秋、地元さんの農作物のおいしさを商品にもっと生かせないかと、町内の農家の協力を得て野菜のプリンを作り始めた。~3月には男爵イモのプリンを販売し、「珍しい」と予想を上回る売れ行きに。第2弾として、越冬して甘味を増したニンジンに着目した。

 通常のプリンのようなきめ細かさにこだわりつつ、ニンジンの風味を損なわないようにこす作業に苦労したといい、製造を担当する駒谷社長の夫陽助さんは「滑らかな口当たりの中にも野菜の食感を残すことで、本来の甘味が感じられる」と工夫を語る。淡いオレンジ色が見た目にも楽しい。

 ニンジンのプリンは品種を変えて5月末ごろまで販売し、その後もカボチャやトウモロコシといった野菜や果物を使う予定だ。駒谷社長は「町のおいしいものを、旬の時期に詳しい農家さんと一緒に広めたい」と話す。

 数量限定で1個420円。同社直営売店「カフェモカファクトリー」、ふきだし公園内のコーヒー店「かふぇもか店」、同社オンラインショップで取り扱う。問い合わせはカフェモカファクトリー電話080-3023-0248へ