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名水コーヒープリンに

「町の名物になって」

京極町のふきだし公園内にある、コーヒー豆を販売するカフェ「かふぇもか店」が、カラメルソースに京極の名水コーヒーを使ったプリンを作った。なめらかな口当たりと上品な甘さが評判を呼び、町の新しい名物にと期待されている。

コーヒーのコクをカラメルソースに閉じ込めたプリンを作った駒谷さん。

今年1月から販売。経営する妙さん(40)が、夫 の場助さん(42)と二人三脚で開発した。昨年11月から10回以上の試作を重ね、豆の種類にこだわったコーヒーのコクをカラメルソース に閉じ込めることに成功。コーヒーを入れすぎるとカラメルが苦くなり、甘いカスタードとのバランスに苦戦したという。同月末には、町の補助金を受けて町京極の広さ約1 00平方メの元飲食店の店舗を購入。窓から羊蹄山が一望できるブリン製造所に改造した。将来的には、町内の牧場で採れた新鮮な生乳でブリンを作ろうと、殺菌処理を行う設備も備える 予定だ。「かふぇもか店」は今年でオープンから10年目。客の好みに応じたコーヒー豆 の種類、焙煎、入れ方にこだわり、名水と共に地元民 や観光客に愛され続けている。駒谷さんは「コーヒー屋ならではのプリンが作りたかった。名水だけでない、 町の新しい名物になってくれたら」と話している。 プリンは1個360円。今月下旬からは製造所でも 販売する。