卵黄だけのプリン開発

「卵黄の入手困難」

【京極】後志管内京極町内でカフェ運営やプリンの製造・販売などを手掛ける「Cafemcha(カフェモカ)」(駒谷妙社長)が卵白で作る珍しい「白いカスタードプリン」を発売した。

同店の主力は卵黄だけで作るプリンだが、鳥インフルエンザ流行の影響で卵黄の仕入れが困難に。全卵を仕入れて自社で卵黄を分離する方式に切り替え。副産物の卵白の有効活用で新製品を開発した。同社は「黄色と白のプリンを食べ比べて」とPRする。同店は道産鶏卵の卵黄と牛乳、羊蹄山の湧水、自家焙煎コーヒーのカラメルを使ったプリンが人気だがた、卵黄に加工する業者から昨年からの鳥インフルエンザ流行の影響を受け、供給停止となった。今年1月からの別の小売業者から道産の全卵を仕入れ、自社で卵黄を分離、副産物の卵白の活用方法を探る中で、白いプリンを考案した。

 新商品は本来、鶏卵、牛乳、砂糖で作るカスタード液に卵白のみを使用。原料の配合割合を工夫して滑らかさを出し、「つやごし 白いカスタードプリン」を完成させた。駒谷社長は「卵白だけでもしっかりとカスタード感が感じられ、どこか懐かしい味になった」と話す。店頭で1個453円で販売。オンラインショップでも扱っている。